Karada Quest.

トレーニングを通して ビジネスパフォーマンスの最大化に挑戦するブログ。ここでいうビジネスパフォーマンス最大化とは「常に全力を発揮できる」ことを指します。全力を出せないのに成果も成長もありません。オフィスワーカーの皆様の為になる情報を発信できればと思っています!

【ランチタイムエクササイズの構成】ランチタイムにやっていることの意味を知ってください。

今日のテーマは「ランチタイムのプログラム構成の意味」です。

改めて、ここでどういう構成と狙いでこのプログラムができているのかを少し解説させてください。

⑴身体の知識

知ってそうで意外と知らない自分の身体のこと。すこしずつでも知ってもらいご自身の体のパフォーマンスを高い状態に保つ助けとしていただきたいと思っています。

⑵筋トレ

レジスタンストレーニングと言い、比較的高い負荷をかけます(10〜20回or30秒。多少前後あり)。高い負荷を掛けるが故に、正しく効かせられないと関節痛などの怪我に繋がりやすいです。なのでご自身でされるときに意識していただきたいポイントなどを話しながら2〜3セット実際にトレーニングとして行います。重複する種目もありますが、重複する種目ほど基本的で重要度が高いです。

筋肉に高いストレスを受けることでBDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌を促し、エクササイズ後の認知力、集中力をアップさせるのが目的です。

<HIIT(高強度有酸素運動)>

レーニングの終わりに高強度の有酸素運動をあえて入れます。これは運動後も代謝を高い状態にキープするためにおこないます。運動している時間だけでは脂肪減少をなかなかすすめることができません。トレーニング後にデスクワークに戻っても脂肪を燃焼し続けるよう身体をセットするのが目的です。運動後も血流量を高く維持できるため、この後のリラクゼーションも含めての回復の意味があります。

<リラクゼーション>

仰向けになりリラクゼーションを行います。直前に高強度のトレーニングが入っている理由はこのリラクゼーションの効果を最大化するためです。体は緊張状態から解放されたとき一番強くリラックスします。緊張と弛緩を正常に切り替えられることは身体の調整機能としてとても大切です。それこそが自律神経が正常に働けているということだからです。交感神経(緊張)と副交感神経(弛緩)のどちらにもスイッチできることが大切で、スイッチングがうまくいかないと集中できない・やる気になれない(交感神経不調)ということや、緊張から解放されず疲労感が短時間ででてしまったり、熟睡できなかったり(副感神経不調)します。

パソコンやスマートフォンを多用するデスクワークでは目を酷使するために眼輪筋がこわばり、副交感神経優位の状態をつくりにくいケースが多く見られます。緊張が解けないために肩こりや腰痛を感じる方も多く、肩と腰の筋肉をリラックスさせる狙いもあります。

<3分瞑想>

瞑想は好き嫌いが分かれますが、この後の仕事の生産性を考えるとどうしてもやって欲しいものですので入れています。目的は「自分の考え以外に注意を向けられるようになる」こと。時間が3分にしてあるのはトレーニング効果を得る時間対効果を最大にするためです。ちなみに、運動の最初に必ずやっている呼吸ウォーミングアップは肋骨まわりの筋肉を動かし、呼吸を正常化させ瞑想の時にちゃんとした呼吸ができるようにするためでもあります。

何かに行き詰まったとき、アイデアが出尽くしたと感じたとき、自分の考えに意識が固定されているとどうしても煮詰まってしまいます。そんなときに自分の考えていること以外に目をむけることができれば新しい情報が脳の中で編集され、点となり、点が無数に溜まっていくとそれが線になります。「アイデアが降りてきた」とか「ひらめいた」という現象は点が線になったと脳が認知した瞬間のことを言います。

しかしながら煮詰まっている時ほど自分の考えから他のものへ注意を向けるのは難しくなります。そこで普段から「意図的に注意を向けるものを選択するトレーニング」として瞑想をやっています。呼び名に抵抗を覚える方も多いように感じますが、スピリチュアルな話では全くなく、科学的根拠に基づき、目的をご理解いただきぜひトレーニングの一環で取り入れて欲しいと思います。

 

今日はランチタイムエクササイズの目的や意義をご理解いただき、仕事の間の本当に貴重な約60分を最大限有意義なものにしていただくためのお話でした。ご質問などあればコメント欄にお願いいたします!