Vol.1 関節〜可動と安定〜
記念すべき第1回目のテーマは、「関節 〜可動性と安定性〜」です。
初回なのでテーマをいろいろ考えましたが、ありきたりのことを書いても仕方ないのでマニアックにせめていきたいと思います。
一口に関節といってもその種類や動きは様々。しかし、それらを働きによって分けると大きく2種類に分かれます。それが「可動性と安定性」です。
特徴をまとめるとこうなります。
可動性関節…動きの方向性が多方向。(股関節、足関節など)
安定性関節…動きの方向性が一定。(肘、膝など)
そしてこれらの関節は足元から順番に安定性、可動性、安定性…と順番に並んでいます。
この安定性と可動性のパターンが崩れると人間は怪我をしたり、筋肉の疲労度に偏りが出て疲労の慢性化を引き起こします。(腰痛、肩こりなど)
疲労の慢性化の怖さは疲れがとれにくいということだけに止まらず、急性の怪我(ぎっくり腰、肉離れなど)や、慢性疼痛、姿勢の乱れを引き起こす事にあります。
具体的に可動性と安定性が逆転した場合に起こる特徴や症状についてご紹介します。
皆さんは心当たりがありますか?
・股関節の可動域制限により、膝から周りを過度に使うため太もも前面のはり、膝の内側の痛み、膝のお皿(膝蓋骨)と脛骨粗面(膝蓋骨のすぐ下、スネの骨の出っ張ったところ)の痛み、開脚が苦手、前屈が苦手、腰部の痛み、緊張。→膝関節痛、腰痛リスク
・胸椎の可動域制限による肩がすくんだ姿勢(肩関節の挙上)→肩こり、首こりリスク
身体のいい面も悪い面も、人それぞれの習慣や運動歴、既往歴など様々な因子が組み合わさってできています。一つでもマイナス面を解消し、身体のバランスを身体自身が取りやすくしてあげることがハイパフォーマーへの道だと思います。
何かわからないことがあればいつでも質問お待ちしています!