【足底アクチベーション】腹筋とつま先の関係
トレーナーの大木扶美彦です。
今日のテーマは「足底アクチベーション」です。
◎なぜ足底?
足底とは俗にいう「足の裏」です。足の裏には多くの神経が集まっており、手のひらと並んで脳への刺激をうけとる受容器が多い場所でもあります。足底の機能を維持しておくことで歩く姿勢をただしく保ち、筋肉への偏った負荷がおきにくくなります。もう一つ、足底の状態をよくしておくとつま先をうまく使えるようになるので腹筋を連動させやすくなります。浮き指などでつま先がうまく使えないと膝痛や大腿部の筋肉の肥大につながってしまい、シェイプアップの面から見ても問題です。足底の機能が落ちることでうまく使えなくなるのが腹筋なのです。
◎つま先と腹筋の繋がり
足の爪先、特に母指球は内転筋を通り腹斜筋にも繋がっています。外反母趾などでうまく親指の機能が発揮されないと、内転筋にうまく力が入らず上半身の重さで骨盤が傾くので腹斜筋をとても使いにくい状態にしてしまいます。ちなみに親指は腹斜筋と関連性が強かったですが、二番目と三番目の指(手でいうと人差し指と中指)は腹直筋との関連性が強いです。ですので腹筋運動をするときは指を床につけてやった方がやりやすくなります。
◎足底アクチベーションのやり方(浮き指改善)
⑴体育すわりの状態でつま先を持ち上げる
⑵爪先を最大限あげた状態を維持したまま指先でグーパーを繰り返す。
※指だけを動かすのではなく足の裏全体をロールさせるように動かすのがコツです。
※タオルギャザーなどもとても効果的です。
足底アクチベーションをすることでスクワットなど抗重力の状態での腹圧がとても安定させやすくなります。腹筋運動の改善がこれで見られない場合は腸腰筋がうまく働いていない可能性があるためそのまま続けると腰痛のリスクに繋がります。
そういうときは逆腹筋といって寝た状態から起き上がろうとするのではなく、起き上がった状態からゆっくり上体を寝かせて行く方の腹筋を試してください。ずっと同じスピードで上体をゆっくり床におくことができるようになったらもう一度起き上がり腹筋を試して見てください。
足関節の機能の改善をすれば下腹ぽっこりも取りやすくなります。ぜひお試しください!