Karada Quest.

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【肋骨を締める】ウエストのくびれを綺麗に出す方法

こんにちは!トレーナーの大木です。

本日のテーマは肋骨の締め方についてです。デスクワークを日常的に行うと、胸郭上部の動きが悪くなりやすいです。原因は目の高さより下にあるパソコンなどの画面を見る時に自然と猫背になり、肋骨の隙間を縮めた状態を長時間続けてしまうことです。

肋骨をしっかり締めることができるようになると、呼吸が深くなるという機能的メリットの他にウエストのくびれが美しく出るという見た目のメリットもありますので、仕組みとやり方を理解してしっかりやっていただきたいと思います。

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胸郭は12個の椎体(背骨または胸椎の一個一個)から伸びた肋骨で構成されています。胸郭は6番肋骨と7番肋骨の間で動きが分かれます。

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ここではなんとなく「上半分と下半分では肋骨の動きが違うんだな」くらいで覚えておいてください。

その肋骨ですが心臓や肺を守る役割の他に、呼吸の時に肺の動きをサポートするという役割があります。肺は平滑筋(自ら伸縮しない筋肉。主に内臓を構成する)であるため横紋筋(自ら伸縮する筋肉。主に骨格筋を構成する)の助けを借りて膨らみます。そのために肋骨の動きが大切になるということです。肋骨は上にいけばいくほど動きが制限されやすくなります。

 

◎肋骨上部を動かす方法

ここから実際にやり方を説明していきます。

①まずバスタオルを一枚準備します。(ウエストを一周する長さの布ならなんでもOK)

②それを剣状突起(肋骨が交わるところ)より下に巻きます。

③息を軽く吸ってから、深く吐きながらタオルを締めていきます。そうするとウエストがとても絞られる感覚になるはずです。

④タオルは締め付けたまま息を吸います。その時、胸部が膨らむように息を吸います。

※この時肩が上がりやすいので注意。体幹の動きを制限されている時に呼吸を止めないために肩が補助的に動きます。肩こりの原因になったり、肋骨の上部が動かなかったりするのでお気をつけください。

⑤最大限胸を膨らませたらゆっくり息を吐きながらウエストを締めていきます。

以上を10回繰り返してみて下さい。

肩こりが楽になったり、呼吸が深く吸えたり、腹筋に力が入りやすくなったりします。

あまりそんな感じはしませんが、肋骨の付け根(背骨と肋骨の境目)も「関節」です。関節は必要な可動域があります。それをしっかり確保してあげることが、筋肉の正常な働きと相関しています。

肋骨に限らず、筋力の左右差や身体が硬いなどのお悩みがある方は関節の動きに着目してみてください。

意外なところに原因を発見することができると思います。