【セロトニン】幸せホルモンマネージメント
今日のテーマは「セロトニン」。比較的皆さんに聞き馴染みのある名前かと思います。
まずはセロトニンってなんなの?という基礎知識的なところから話してみたいと思います。
◎セロトニンの働き
・幸福感や充足感を感じさせる
・痛みやストレスの抑制
セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれています。
◎セロトニンを分泌させる食品
セロトニンを作るのに必要な成分は必須アミノ酸である「トリプトファン」、炭水化物、ビタミンB6です。極端な炭水化物ダイエットが問題視される大きな理由の一つが「セロトニンの分泌が滞る」からです。セロトニンは満足感や自己肯定感のベースになっています。セロトニンの分泌が滞ることは体調面だけでなく、対人関係や、粘り強く事に当たる気力にまで悪影響です。質の高い(食物繊維の含有量が多い)炭水化物はしっかり摂取するようにしてください。具体的には下記のような食品です。
・大豆食品、ピーナッツ
・卵
・チーズ、ヨーグルト、牛乳などの乳製品
良質な炭水化物
・精白度の低い穀類(玄米、雑穀、押麦)
・サツマイモ
・果物
ビタミンB6
・魚類(鮭、さんま、鯖)
・鶏胸肉、鶏ささみ
・酒粕、抹茶
バナナは3種類全てがバランスよく含まれているので昼と夜の間の間食として最適です。
◎セロトニンを分泌させる運動
・リズム運動(歩行、ジョギング)
・咀嚼
・抗重力筋の緊張(スクワットなど立って行う種目)
「よく噛んで食べなさい」と言われる理由の一つがセロトニンの分泌です。セロトニンがしっかり分泌されるようによく噛んで食べる事で一回の食事に対する満足度が上がってどか食いを自然と防ぐことができます。リズム運動というのは同じ周期で動作が繰り返し行われる運動のことで、「○回○セット」のようにジムやエクササイズとしてやる運動はほとんどこれに該当します。
抗重力筋の緊張は立っている状態で起こるのでスタンディングデスクなどを活用すると自然と生まれると思います。
ストレス耐性を上げるのにセロトニンは欠かせません。自己肯定感を維持、向上させてより高いパフォーマンスを発揮するために是非セロトニンを意識した食事と運動を取り入れてみてください。