【腹圧と腹筋】身体を動かす基本はまず体幹から
今日のテーマは「腹圧と腹筋」について。
まずは定義をみていきましょう。
○腹圧
主に腹筋群、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群により作られる腹腔内の圧力。
働き:主に脊柱と骨盤を安定させる(固定ではない)
○腹筋
腹直筋、腹斜筋(内外)、腹横筋からなる腹筋群の俗称。
働き:体幹部の屈曲、捻転
今回の主題は腹圧の方です。腹圧を高く保つトレーニングをすることで体幹(背骨)が安定し、肩や股関節が最大限いい状態で動かすことができます。腹圧が高まった状態を保つ事ができることで内臓の位置も安定して、その働きがよくなります。体幹部が安定しているということは腰や肩に無駄な力みが生まれないので、自覚的肩こりや腰痛がある方は劇的に改善する可能性があります。マッサージや整体に行っても一時的に良くなってもまた痛くなってしまう方は試す価値があるトレーニングです。
○腹圧アップトレーニング
①仰向けになり、膝・股関節を90度にして壁に足をつく
②肋骨の下の方を手で軽く押さえ、押さえた手を外へ押し出すように大きく吸う。(お腹を膨らませる)
③目一杯お腹を膨らませた状態のまま(腹腔内圧を保ったまま)息を吐く
④①に戻る
これが一番基本のトレーニングになります。
やることは至ってシンプルですが、正しくできればとても効果の高いトレーニングです。仕事に取り掛かる前の3分をこのトレーニングに当てることをお勧めします!これが正しくできるようになればスクワットなど立って行うトレーニングは全て腹圧を高めるトレーニングになりますし、トレーニング効果が全然変わってきます。
是非マスターしてください!