Karada Quest.

トレーニングを通して ビジネスパフォーマンスの最大化に挑戦するブログ。ここでいうビジネスパフォーマンス最大化とは「常に全力を発揮できる」ことを指します。全力を出せないのに成果も成長もありません。オフィスワーカーの皆様の為になる情報を発信できればと思っています!

Vol.9 脊柱の動かし方について。

こんにちは。トレーナーの大木です。

今回は「脊柱の使い方について」です。

脊柱はいわゆる背骨のことですが、上から頸椎7個(首)、胸椎12個(胸郭)、腰椎5個(腰)、仙骨という順番でならんでいて、脊柱を横から見た時うっすらS字を描いています。この湾曲のことを生理的湾曲といいます。

 

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オフィスワーカーは特にこの脊柱の動きが悪くなる(可動域が制限されている)ために諸々の不調(腰痛、肩こり、頭痛など)が起こるケースが多いです。今日はその原因の一つをお伝えします。

まず、鏡の前で普通に立っていただき、ご自身の思う「いい姿勢」をとってみてください。普段そうしているかどうかは考慮しなくて大丈夫です。その状態のままご自身の身体の感覚を探ります。普段とっている姿勢と何が違うでしょうか?普段こっている肩の感覚は?たまに痛みが出る腰の感覚は?多くの方は胸を張って肩を後ろに引っ張ります。そうすると肩の重さが多少マシに感じてその分腰は緊張感が増しているのではないでしょうか。オフィスで多くの時間を過ごす方々は胸椎が屈曲(猫背)、その分腰椎が伸展(腰を反った状態)方向に力が入ります。いわゆる「いい姿勢」は普段動かしていない胸椎を伸展(胸を張る)させようとしますが普段伸展させてないのでうまく伸展しません。身体はそれを骨盤を前にずらしたり、腰を反ることによって同じような姿勢をつくろうとします。これを「代償動作」といいます。身体の目的は脳がやりたいと思ったことを表現すること。その大部分は最小限の力でできるか慣れている方法です。その際、関節負荷はあまり考慮されません。筋肉の疲労をモニタリングしながら動作を作っています。そして、代償動作は本来の関節の動かし方ではないため、痛みが発するリスクがたかくなるのです。

胸椎の動きが悪くなっている自覚がある方やたまに腰痛が起こる方は日常に胸椎の伸展のストレッチをすると少しずつ動きが戻ってきます。そうすると腰椎の負担を減らすことができるので見た目も昨日も改善させることができます。

是非ご自身の姿勢チェックをしてみてください!