Vol.15 JUMP!JUMP!JUMP!〜一番身近な瞬発運動〜(11/6分)
本日のテーマは「ジャンプ」です。
ジャンプのメリット、デメリットをお話ししていきたいと思います。
まずはバーピージャンプの復習です。
<バーピージャンプ>
⑴立った状態がスタートポジションです。
⑵しゃがむ(できればかかとを浮かさない)、手を地面につく。
⑶脚を後ろへ投げ出す。
⑷プッシュアップ
⑸⑵の体勢に戻る。
⑹しゃがんだ状態からジャンプ!
⑴〜⑹を繰り返す。
1セット10回から始めてください。慣れてきたら20秒(インターバル10秒)×8のHIITスタイルでトレーニングしてみてください。純粋にめっちゃきついです。でも脂肪燃焼効果と最低限の運動不足解消には十分です。
できるだけ早く動くことを意識した方が効果が高いです。
<ジャンプエクササイズのメリット>
・短時間で高い運動効果
・全身の筋トレをしつつ、心肺機能の向上も狙える。
・ツールを必要としない。
・生活動作の中の最高強度を股関節に与えられる
<ジャンプエクササイズのデメリット>
・膝へのリスクが大きくなる。(現状膝に問題がある場合は他のエクササイズをお勧めします)
・呼吸が乱れるとフォームが乱れやすい。
・強度が高いので慣れるまでは負担感が強い
今日は瞬発的に動くとは何かについてお話しします。
「瞬発力ってなんですか?」って聞かれて具体的に説明できますか?
瞬発力とは言い換えると「できるだけ短い時間で主動筋の発揮できる100%を発揮させて、できるだけ短い時間で脱力することだ」となります。この定義の前半部分「できるだけ短い時間で主動筋の100%を発揮する」まではイメージできるかと思いますが、「できるだけ短い時間で脱力する」がピンとこない方は多いんじゃないでしょうか。実際、短距離走や、野球、サッカー、ゴルフなど瞬発的な運動を必要とする運動が苦手な方は力を入れることではなく、力を抜くことがうまくいってないことが多いです。
ではそれはなぜか。ジャンプにしろ、何かを投げるにしても、何かをスイングするにしてもその動作の初めに集中して力を発揮して発揮したらなるべく速やかに脱力しないと「慣性」が生まれないからです。脱力ができないと動作を思い切り加速させるアクセルとして生んだエネルギーが、更なる加速の段階でブレーキとして作用するのです。
筋肉の収縮は長時間続けると脳はそれが通常の状態だと勘違いします。その結果、脊髄反射的に意識していなくてもそこに力が入るようになってしますのです。その代表が「肩こり」です。肩こりはほとんどの場合腹圧が入らず肩で姿勢を保持しようと筋肉を収縮させ続けた結果起こります。脱力は身体を快適に使う上で必要なスキルになりますので意識して脱力する時間を1日の中で作ってみてください!